動物にとって一番良い治療法を考える「オンリーワン診療」を目指し、飼い主様にはご納得いただける説明を心がけます。 |
犬のワクチン接種について
抗体価検査(ワクチチェック)を実施しています!
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★ワクチン接種の現状
現在、ワクチン接種は慣例的に年1回定期的に実施されています。
ワクチンの中でも全ての犬に接種すべき3種のワクチンを コアワクチン と呼びます。
- 犬ジステンパーウイルス
- 犬アデノウイルス
- 犬パブロウイルス
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★世界小動物獣医師会(WSAVA)の指針
2015年、世界小動物獣医師会(WSAVA)では、「犬と猫のワクチネーションガイドライン 2015」において
「主要な3種ワクチンの再接種は3年以上の間隔をあける」 という指針が発表されました。
また、以前は検査機関でしかできなかった抗体検査も院内検査用キットが開発されたことから、動物病院における抗体検査の実施も提唱しています。抗体検査により不要なワクチン接種を防ぐことができます。
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★長野県獣医師会佐久支部で調査
そこで、長野県獣医師会佐久支部では、2018年2月、ワクチン接種に関する検討会を立ち上げ、この地域におけるワクチンによる抗体持続状況を調べるため、ワクチチェックを実施しました。
2018年11月、「長野県獣医師会佐久支部地域の犬用ワクチチェックを用いた犬コアワクチン抗体状況」をまとめ、当病院の園尾院長が発表しました。
- 2018年2月〜10月、佐久支部地域の6病院で犬用ワクチチェックを実施
- 結果として、多くの犬において犬コアワクチンによる抗体の持続は数年にわたり維持されることを確認
- しかし一方で、加齢やコアワクチン接種後の経過に伴い各コアワクチンに差が生じることも確認
WSAVAのガイドラインを視野に入れた上で、抗体持続の個体差を考慮し、抗体検査を実施することにより、各個体の再接種時期を見極める必要がある と思われます。
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★グリーンエバー動物病院の指針
「長野県獣医師会佐久支部地域の犬用ワクチチェックを用いた犬コアワクチン抗体状況」 調査結果を受け、当病院では「抗体検出検査キット」を用いた「犬ワクチン抗体価検査」を導入し、抗体の持続状況に応じてワクチン接種を行うこととします。
レプトスピラを含むノンコアワクチンについては抗体検査が行われていない為、8種ワクチン希望の方は検査を実施せずに、追加接種を行います。
必要のないワクチン接種を防ぎ、アレルギー発症リスクを軽減する意味からも、「抗体価検査」を推奨します。
詳細については、「犬ワクチン抗体価検査のご案内」をご覧ください。
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グリーンエバー動物病院
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