動物にとって一番良い治療法を考える「オンリーワン診療」を目指し、飼い主様にはご納得いただける説明を心がけます。
院長コラム

ドイツの自然療法 学びの旅

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ホモトキシコロジー発祥の地ドイツへ

私は5年前から「ホモトキシコロジー」という自然療法を小動物臨床に取り入れたところ、副作用なく効果大という結果に驚いています。

そこで、10月29日からドイツに行き、Heel社のホモトキシコロジー研修を受講してきます。
ドイツは自然療法大国なので、ドイツのハーブ療法の現状も視察したいと思っています。

どんな旅になるかお楽しみに!
2024年10月22日
園尾美子
ドイツへ出発 10月29日

いよいよ羽田空港第二ターミナルからフランクフルトに向けて出発です。

この写真は、国際線第二ターミナルへ行く途中に目にした絵画です。

今回の旅の最大の目的はホモトキシコロジーの製造メーカーであるHeel社が日本の獣医師向けに開催する研修に参加することです。参加者は計8名、大学時代からの友人と参加します。

ここで、ホモトキシコロジーについて少しご説明させてください。

ホモトキシコロジーとは、身体にとっての有害物質(毒素)が体内に蓄積される事により、病気が引き起こされるという理論に基づき、体内に溜まった有害物質(毒素)を薬(ホモトキシコロジー薬)によって体外に排泄させ、症状を緩和したり治癒力を高めていく治療法です。

また、病気は自己調整システムが活性化して発現するという理論から、ホモトキシコロジー薬を用いて、自己免疫調整システムをサポートする治療法です。ホモトキシコロジー製剤は元々地球上に存在する物質(植物・鉱物由来成分等)で作られています。

グリーンエバー動物病院では、現在約30種のホモトキシコロジー薬を使用して、西洋医学と組み合わせた統合医療を行っています。

若齢、急性疾患等は西洋医療を行いますが、老齢、慢性疾患、癌などの生態機能が低下して副作用のリスクが高い動物には、飼い主様の賛同が得られた場合はホモトキシコロジーを併用しています。西洋医療だけでは限界の衰弱した動物達が、ホモトキシコロジーを併用することで驚きの回復をし、また亡くなる直前まで食事をして穏やかに虹の橋を渡って行く姿を何度も目にすると、自然療法の威力を実感せざるを得ません。

この旅で自然療法を深く学んで来ます!



フランクフルトからバーデンバーデンへ

羽田を発ち、13時間のフライトを経て17:30フランクフルトに到着しました!




空港の集合場所でホモトキシコロジー日本取扱会社の方と通訳の方、参加獣医師4人と初顔合わせ。

早速、名刺交換したところ、10年前にもドイツでのホモトキシコロジー研修に参加された先生や中医学を学ばれた先生がいらして受講者は全員女性!楽しく実り多い旅になりそうです。

飛行場からチャーターバスに乗り、Heel社があるバーデンバーデンという町へ移動しました。

時刻は22時、明日の講師の先生と皆で夕食を食べに行き、「黒い森で採れたマスのグリル」を美味しくいただきました。





明日からの研修にワクワクしながら眠りにつきます。おやすみなさい。

Tag1 研修1日目 10月30日

Heel社は1935年にハンス・ハインリッヒ・レックベック博士が設立した会社です。レックベック博士は「西洋医学とホメオパシーを繋げる橋を作りたい」という強い思いでホモトキシコロジー療法を開発したそうです。(写真左)

ホモトキシコロジーの治療の目的は、「その人の全身状態の改善」であり、部分的な診察及び治療ではなく身体全体のバランスを整えることです。その目的をオブジェに表した作品がHeel社玄関前にありました。(写真右)




講師は昨夜夕食をご一緒したDr.Susanne Trittです。



ホモトキシコロジーの概念から使い方の細部までわかり易くレクチャーしてくださり、様々な質問にも丁寧に答えてくださいます。そして、通訳者の適切な日本語訳で頭にクリアに入ってきます。

この研修に来たら尋ねたい質問が全て解明でき、更にホモトキシコロジーを深掘りできて大満足です。
明日は各薬剤についてのレクチャーになるので、益々楽しみになってきました。

午前の充実したセミナーを終え、Tritt先生とHeel社スタッフのお二人と参加者皆でランチに行きました。お店は木々に囲まれた美しいレストランです。

私が注文したのは「ラビオリの赤キャベツ添え」。

出て来た料理は想像を超えるラビオリの大きさでしたが、味はとても美味しかったです。女性陣でそれぞれの料理をシェアし合って、ドイツ料理を堪能しました。林檎を発酵させたジュースも美味しかったので、日本に帰ってから作ってみようと思います。




昼食後はバーデンバーデンの市街地まで歩いて向かいます。
バーデンとは温泉という意味で、温泉の街として有名です。
ヨーロッパ有数の保養地であることから、ドイツらしい重厚なお屋敷と長い年月をかけて育った木々が美しい景観を作り出しています。



公園は紅葉で黄色く色づき、どこを観ても素敵です!



午後はフリータイムでバーデンバーデン市街地観光です。
お店のショーウィンドウはハロウィンからクリスマスへと変わりつつあります。



オシャレなショーウィンドウのディスプレイに心躍り、美しい街並みにうっとり。



スーパーマーケットで買い物をした後、待ち合わせの夕食レストランへ行き、満腹になって一日が終わりました。

BIO製品やハーブティー、ナチュラルコスメ等をリサーチするのもこの旅の目的です。そのレポートは後日まとめてご報告させていただきます。

まだまだ書きたいことはありますが、今日はこの辺で…。



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